director's voice

am(帆布バッグ)

Q1
東京都町田市でamというブランド名で、帆布と革を使ってバッグを制作する鈴木厚司さん。
「工房からの風」には、どのような作品を出品されますか?

A1
タンニン染め帆布のベージュ色、カーキ色、黒色の定番色3色に加え去年ぐらいから使い始めた、レンガ色と白色のバッグも出品します。
今回は何度も試作を作った「普通のトートバッグ」と「ワンハンドルバッグ」を新しく作りました。
どのバッグも長く愛用していただきたいと思い、シンプルな作り、シンプルな見た目の使いやすいバッグ作りを心掛けています。

Q3
amさんのお手持ちの「工藝品」で愛用、または大切にされているものついて1点教えてください。

A3
「工藝品」では無いのですが、20年程前に自分が初めて型紙から作った手縫の革ミニショルダーバッグです。
その時は仕事では無く趣味で作っていて、少し不恰好ですが今でも「かわいい型だなあ」と思っています。
自分にはサイズが少し小さかったので母親に使って貰ってました。
ビニールに入れて引き出しの奥に保管していますが、たまに思い出したように引っ張り出してオイルを塗ったりブラッシングしたりしています。

鈴木さんは昨年は風人さんでお力をいただき、今年は出展くださることになりました。
鈴木さんは控えめでいつもにこやかに微笑んでいる印象。
けっしてご自身をアピールされないのですが、ひとつひとつの催事や、やりとりを通じて、ゆっくりそのお仕事に近づいて行ったような気がします。

強く主張されないけれど、手堅く嘘のないお仕事は、まさにお人柄そのもの。
他の作家さんたちもゆっくりそのお人柄とお仕事に惹かれていったのだと思います。

その鈴木さんが作る「普通のトートバッグ」って、一体どんなものなのでしょう??
興味が湧きます・・・。

amさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、稲荷社の前方。
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